ピアス
最近、ピアスを開けたいなーとぼんやり思っている。痛いの怖いの大嫌いなわたしだけど、街で綺麗なお姉さんがピアスをカッコよくつけているのを見ると、やっぱり憧れちゃう。だけどやっぱり、痛いのはいやだ。でも、したい。
たまに、耳たぶを指で挟んで、強く押してみたりする。いちばん痛くないところはどこかな、ここ、ここならいける。
案外いけるんじゃないか、と思うと、少し気持ちが晴れる。
気持ちが晴れて、開けてもいないピアスのカタログをのぞき、自分がつけている姿をちょっと想像してみたりする。
一通り想像を巡らせると、とても満たされた気分になる。あーウキウキ。
満足。
そう、満足しちゃう。ウキウキしすぎると、満足しちゃう人間なのだ。
ほんとに開けるのは、いつになるかなー。
ちなみに、ピアスを開けるのを躊躇している理由は、もう一つある。
パン屋のバイトでは、ピアスが禁止である。つける場合は、頭にうっすーい紙の膜みたいなものを被らないといけない。これが、とてもとても、ダサい。ちっちゃいことを気にしすぎだよ、って言ってるそこのあなた。いやいや、ちょっと想像してみてほしい。
なんか一生無理な気がする。