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アンパンマン

「コーヒーおばさん」の話をしてたら、パン屋のこといろいろ思い出したんだけど、謎に「アンパン」と言えない時期があった。いま振り返っても、相変わらず謎なので、思い出代りにここに記しておこうと思う。

 

ある朝のことだった。通勤ラッシュの時間。お店はいつも通り混んでいて、わたしたちもバタついていた。おばさんがアンパンを持ってきた。「アンパンが一点」と言おうとしたら、勢い余って「アンパンマン」と言いそうになった。実際はアンパンの続くマンのmくらいのところでやばい!と寸前の歯止めが効き、「アンパンmン…」とうまくごまかせたのだが、いや、ほんとに危ない危ない。その後もたびたびミスは起きた。「アンパンm…!」とうまく逃げられるときもあれば、「アンパンマ!」と、どうにもならないこともあった。いったいどうしたもんだろう…。別にわたしはアンパンマンのファンでもなければ、その時期に彼をよく目にしていたわけでもない。何はともあれ、注意深くいるしかない。それでもうっかりするとつい、彼の名前を口走ってしまう。恐るべしアンパンマンの呪い。

 

この謎のアンパンマンスランプ、ある日すっきりと抜け出していた。あれが何だったのか、どうして始まりどうして終わったのか、いまだにわからない。

 

ほんと、なんだったんだろう。