ようのおしゃべりボックス

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閉店しちゃうんだって。

セネガルで、今年から新しくアパレルショップを始めた日本人の方に出会った。

そこのお店、コロナのせいで、一回閉店しちゃうんだって。

 

初めてお店にお邪魔したとき、パッと目に飛び込んでくる色の世界が美しすぎて、胸がドキドキした。初めての感覚だった。

一個一個の服が、生き生きとしていて、魂が込められているんだなって、本当に感じた。そこにかける凄まじいエネルギーが、服を通してビンビン伝わってきた。

 

そんなすごいお店が閉店だって。

 

「悔しいけれど、胸を張って日本に帰れる。絶対にここに戻ってくる。」彼は、インスタで言っていた。その潔さに驚きもしたけれど、納得もした。本気でやっている人って、こんなに強いんだ。

 

正直、自分の留学を中止しなきゃいけなくなったとき、「なんで今年に限って」と思った。

「わたしは本当に運が悪い」と思った。

でも、ふと視線をあげてみると、自分だけじゃないんだよね。

みんな、それぞれ今年の夢があって、それを思い通りにできない辛さを抱えてる。

そんな中でも、めげずにいろんな発想で困難を乗り越えようとしていて、

なーんか、みんな本当に強いなって。

尊敬するよ。

 

この騒ぎが今年じゃなかったら、って思ったこともある。でも、これが一昨年でも、去年でも、来年でも、やりたいこと、やりたかったことはそれぞれの年であるから、結局辛いんだろうなって思う。でも、それってもしかしたら幸せなことなのかもしれない、とも思う。

なんかうまく言葉にできないけど、やりたいことができないことに悔しさを覚えるって、やりたいことがなければ、なんも思わないわけで。

そう考えると、わたしの大学生活は毎年やりたいことで溢れているのかな。悔しさは、幸せの裏返しだって、思いたい。

 

こんな状況でも、新しく夢を見つけた人。計画を練り直して、再出発した人。いまだにショックから立ち直れず、途方にくれている人。夢を前に、様々な感情を抱えている人が、まわりにたくさんいる。もう一回、自分のやりたいことを考え直すときなのかもしれない。

 

ほんとは今頃セネガルにいた。フランスに行って、アイルランドにも行く予定だった。

コロナさえなければ、って虚しさに襲われるときもあるけど、

わたし、負けないよ?